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【>>36
安心しました。それは良かったです。視点の事は了解しました】

オンルッカー「あっはは、ごめんね?生憎僕はそういう事が嫌いなんだよ」

眺めてるだけだなんて、つまらない。折角こんなに楽しい事が起きているというのに動こうとしないのでは、この世界に居る意味が無い。
彼の周りを飛ぶ炎の烏は、恐らく軌道補正を行いながら追尾する遠距離弾だろう。これまた随分と厄介だなと思いつつ、一瞬だけ背後に庇っている二人を見て直ぐに前を向く。

オンルッカー「まぁ、破れるならの話だけどねっ!」

彼が地面を蹴るのが見えた直後、物凄い速さでオンルッカーの前に白い粒子が集まる。一枚の盾となった粒子……杖の持ち手を持つと、突き出された槍を受け止めた。相当勢いが強かったのか若干押されて後退するも、盾を横に薙いで受け流した。

オンルッカー「あー……筋力の無さは泣けるなぁ……ま、器用で補えば良いよね?」

そう言うと盾は不規則に枝分かれし、一本の片手剣になる。それを静かに構え、微笑んだ。