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>>60

【ありがとうございます！では私も始めますね〜】


「んっ………ん？ここどこだァ〜〜？」

目を覚ますと、見慣れぬ森にいた。
近くには川の渓流が見える。
はたと自分の服装を見ると学ランのままだ。そういや学校から帰ってきた直後、着替えが面倒になってそのままだったか。
自分の記憶が確かならば、先程まで自分の部屋のベッドの上にいたはずだ。
気持ちよく寝っ転がっているうちに睡魔に襲われ、その直後のことは覚えてはいないが。

「………とりあえず川まで歩くかァ」

このまま何もわからないままでいるのはまずいと思い、行動を起こそうと目の前に見える川まで歩くことにした。

「………おっ、人いた。それに車もある。こりゃラッキーだぜ」

川の近くまで行ってみると一人の少女と真っ赤なレーシングカーの姿があった。

「あのー、すいませェ〜〜ん！」

俺は一人と一台に近寄りながら声をかける。