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>>19

「何故か入れる...？ちょっと待っててください」

相手は一切構えて無いので不思議に思い、武器を文字通り消した後、相手に背を向けこの世界に来たばかりの時に会った魔法少女に電話をかける

「あ、もしもし、私だけど...なんかマジックに男の人が......ん、解った。で、こっちは私の男の人と二人だけ何だけど......ちょ、それなら先言ってよ！」

電話の相手は『今日みんな用事あるから...』と言葉を濁してから一方的に通話を終了させた。溜め息を吐き、スマホの電源ボタンを押した後、ポケットにしまい、向き直して問う

「一応聞くけど...貴方って魔法少女のサポーターですか？」


>>20

「は、はい。私の方は大丈夫です。お気遣いありがとうございます」

優しい人で良かったと感じながら、微笑んで御礼を述べる

「あの、重ね重ね申し訳ないのですが...お尋ねしたい事があって。ブラックハウスという場所をご存じないでしょうか？ここに来たのは初めてで、土地勘が全く無いものでして...」

優しい人でも、これには答えてくれないだろうと思い、不安になりながらも尋ね