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某日、川浜町の海岸
美桜は、2人の会話を聞き、思った。
美桜（良かったね。でも、ウスユキさん、会うの初めてなのに、夕佳は、会ったことあるし、何かあったののかもしれないけど、まるきり、初対面の相手に筈なのに、すごい。）
美桜は、ため息を尽きた後、ウスユキに向かって、言った。
美桜「ウスユキさん、私、木之本美桜と言います。私の魔法のカードが不届きなことをしてしまい。すみませんでした。」
美桜は、気まずそうな実体化した『鏡』のカードを見て、『秤』のカードの意思を読み取り、その元凶のカードを見て、何かを読み取ってから言った。
美桜「でも、この子は、決して、悪いカードだはないんです。」
そう言うと、もう一度、元凶のカードを見ていた。
美桜「この子は、名前は、『移（ムーブ）』さん、今、ウスユキ達が見た通り、物体の瞬間移動出来るカードです。この子、曰く、あなたに悪戯したかっただけみたいなんですよ。この子の大の悪戯好きの性格は、知っていたんですが、まさか、こんなことをするなんて思わなく、古の時代から来たウスユキさんにしたご無礼、どうか、お許しください。」
美桜は、ウスユキに向かって、頭を下げる。