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須美「は、はぁ...」

なんというか、感心やら呆れやらが混じった複雑な感情でそう述べる。

ユウキ「あれ？じゃあ別の場所から聞こえたのかな？...っと、違いますよね。常人と違うから、ですよね？」

少女...ユウキはきょとんと首をかしげてみれば、その後一瞬にして雰囲気ががらっと変わる。そして、何やら詠唱して魔法を発動させた。

ユウキ(半径数mの円系の範囲の音を遮断する魔法の『サイレンス』、この世界に来て取得して置いて良かったー！特訓は地獄だったけどねっ)

ユウキ「何者って言われて、この場合なんて答えるのが正解か解りませんが、ボクの事を教えます。ボクは『ユウキ』。魔族であり、『異世界人』とも呼ばれてます。皆さんからは強い魔力が感じれますし、魔族か魔法少女...いえ、全員“異世界から来た”魔族ですね？」

ユウキと名乗った魔族少女は鋭い洞察力で、ここにいる人物を異世界人であり魔族という推理をしてみせる。


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若葉「うむ...なんとも、月夜に魔法をかけた自分を捜しに行くと言っていたな」