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【>>20、エスサイド】

春華「わー♪ありがとう！」
エス「ふふっ、ありがとう。……お茶飲む？」

私は一旦本を閉じ、声をかけてみた。複数人との対話はなかなかしないため、少しドキドキしている。

私と春華の関係？春華が私の『旅人』で、私は案内人であり『少女』。それ以上でもそれ以下でもない。好きだけど嫌い、嫌いだけど好き、そんな大切な人だ。

あまり顔に出ないけど、春華は何度もやり直して、『私は私』であることを示してくれた。なので、内心ではとても感謝している。