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(棗)

暫くして。

棗「春華、エス。戻ってきたぞ」

先程の場所に戻ってきては春華達に方向しては、美沙とポスターに載ってた人物、愛奈が降りてくる。

美沙「ただいまー！
いやー。向こうでトラブってイベント中止になっちゃた」

愛奈「よく言うよ...姉さんがパニックになって、訳を話してスタッフさん達に無理言ったんでしよ。まぁ機材トラブルがあってどっちにしろ中止なんだけどね。まったく、気持ちは同じだけど。あれは流石に驚いたよ......」

愛奈がやれやれと溜め息をつく。何があって今にいたるのかというと....


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(美沙の回想)

美沙(ついに来ちゃった...どうやって愛奈に話しかけよう...うわー！どうしよどうしよう！？)

「あの...貴方、もしかして...」

悩んでる最中に突如後方から声をかけられ、私は驚きで甲高い声をあげてしまうも、振り返ったら見えたその人物は...

美沙「ひゃあ！？って...あい、な？愛奈なの！？」

愛奈「やっぱり！？姉さん！って、姉さん！？ちょっ、ここ舞台袖なんだけど！？まだ事前リハだけどスタッフさんも他の人も困惑してるよ」

私は喜びで愛奈に抱きつくと愛奈は慌てて私を引きはなそうとする。周りの人達が何事かと様子を見に来てしまった

スタッフ「アイナさん、ミナさん、これはいったい...？」

愛奈「あ、えっと......」

美沙「実の姉妹です！」

愛奈「姉さんっ！？」

(回想終わり)
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(美沙)

美沙「ごめん。嬉しさでつい......」

愛奈「全く。姉さんは昔から変なとこで抜けてるから......
春華さんとエスさん、ですよね？話は姉さんから聞いてます。私は飯田愛奈。姉さん...美沙の妹です」

苦笑いしながら頬をかいてると、愛奈はまた溜め息をついた後、春華とエスに自己紹介をして