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【テルシーサイド】

「ありがとうございます！結構買ってしまったので……。そういえば、博士から『受け取ってほしいものがある』みたいですので1度来てください！」

私は子供のような笑顔を見せた。なんだか、旅をしているみたいで楽しい。すぐに飛んで戻るのもありだが、運動不足になるよりはこっちの方がいいと思う。

【恵美サイド】

カオル「Ms．恵美、使用者の武器を美しい状態に戻すのは非常に良いことだが………何かを加えるのは評価を悪くするのでは？ワタシから見ると理解が難しいな……。」

恵美「もちろん、その意見は確かにあると思う。評価は様々だし、僕が手入れしたものに不備があれば直せばいい。まあでも、これはちょっとした遊び心さ。『わびさび』、であっているかな、こういうの……？」

ちょっとした機能をつけて装備を強くするのも、ひとつの手段だ。でも、どう使うかは持ち主次第。どれほど装備が強くても持ち主が素人なら意味が無い。

僕自身は病弱なせいで直接戦うことができないが、戦闘用のゴーレムなら作れる。戦闘用のロボット製作はもうコリゴリだ。ロボットといえども家族同然のアデルがいてくれるだけで、僕は満足なのさ。