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>>122

パチュリー
「ゴホッ、ゴホッ……
あまり大きな技は使わない方がいいと言うことね……もっとも……それでも負けるつもりなんか無いけど。」
【サマーレッド】

咳き込んでいる事で肺胞のダメージからこれまでのように相応の詠唱と集中が必要となる範囲攻撃を繰り出すよりも、消耗を抑え、喘息の影響を受けにくい小技で攻めるのが良いと判断する。

幾ら弱体化していたとは言え、妖湖の振るった拳が結界を砕き、パチュリーの前まで何の遮蔽物も無い状態になるが、冷静さを崩すこと無く、右手を相手に翳すと、その掌から直径1mはある巨大な炎弾を放ち迎撃しようとする。

技の数も範囲も一気に縮小してしまったが、これまでの相手の戦いから察するに遠距離攻撃が苦手は苦手なのだと考えられる。それなら……こうして触れることが出来ない炎の塊を放つことで相殺される事も反撃を受けることもなく安全圏から一方的に攻撃できるのではないかと考えた。


【ニコラさんのものも残してありますよ～。
ある程度わかりやすいようにキャラ一覧にオリキャラの文も付け加えておきました！】