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>>174

青娥
「あら、私のところに来ても良かったのかしら？
自慢げに私を倒せば万事解決……みたいな事を言っているようだけれど、既に館の中は私の制御下には無い……いえ、最初から操るつもりなんか無かったし、操ろうとさえしていなかった……と言うのが正しいかしら？」

自分の前に現れた流星を見て、ニコニコと優しげな笑みを浮かべ、聞く者の心を癒すような優しい声をしながらも、その内容はどこまでも自分本意であり、周囲の被害や犠牲など自分にとって何の関係もないと言った様子だ……

つまり、青娥はただ禁書の力を試したい、それだけの理由のためだけに大勢の妖精メイド達を苦しめ、この惨劇を作り上げたのだと語る。

端から見ると善人のような雰囲気や表情、仕草をしているものの、その本質は自分の行動が悪である事に気付いておらず、自分の目的のためなら何の躊躇いもなく平気で周囲を犠牲にする最も邪悪な性格とも言える。

>>地下室ALL

【紅魔館 館内】


《ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ……》

妖精メイド達はその一人一人が理性や自我の枷が外れ、肉体の限界やダメージを無視したパワーと、純粋な悪意に満ちた存在となっている事もあり、クリボア本体が戦うのならばまだしも、

元々チルノと同等クラスかそれ以下の力しか持たないクリボアが召喚した悪魔達は必然的に彼女以下の力しか持たないことになり、そのいずれもが身体や闘争本能のリミッターを外された妖精メイドの敵になる事はなく、クリボアの召喚した月の悪魔達は次々と惨殺され、追い詰められていく……

更に、凶暴化した妖精メイドによって殺害された妖精メイドにまでその凶暴化が伝搬し、一回休みになった妖精達が即座に凶暴化して蘇る事で、悪意に支配された妖精メイドの一数は減るどころか増えていってしまっており、戦況は悪化の一方を辿っている……

だが、先程の戦闘で妖湖達によって撃破された妖精メイド達は死亡……つまり一回休みになった際にその邪気から解放されたのか、即座の蘇生はしておらず、未だに蘇って来いない。

>>176

ふんぬ～･･･　敵が増えてく一方で減る目途が全く立たない
仕方がない･･･　面を外し近くにいる適当な奴に押し付ける。
一応能力を抑えるからさっきの瞬間移動の妖精でいいか

「それ壊したら許さないのら～」

痛いけど武器を奪えるというアドバンテージはあるし有利に働ける。
･･･不味いし最終手段だけど･･･

>>177

アネモス
「………！そんな、危険すぎます！
ここで隠れてレミリア様達が解決してくれるのを待っていた方が安全ですよ……！」

仮面を受け取るが、外には無数の妖精メイド達がその数を増しながら暴れ回っているが、四人が逃げ込んだこの地下室には幸いにも正気を失った妖精メイド達は気付いていないのか、まるで攻めてくる気配が無く、このまま立て籠っていればやがてはレミリア達が解決してくれると言う。


【あれ、そういえば外の狂気の妖精メイドが増えていく様子ってどうやって把握した感じですか？】

>>178

【気配ですね　はい　多分(？)】

「その人がすぐ来るならまだ待つのら　でも誰もすぐとは言ってないのら！　それにジッとしてるのは合わないのら～!!!!」

動かずジッとなんて自分には無理だ。
幻想郷の前ですらジッとせず毎日一定の場所でうろついてたのだから。
私がジッとするのは寝る時だけでいいのだ

>>179

アネモス
「…………わかりました……ですが、気を付けて下さい！
みんなは凶暴になっているだけじゃなくて、普段よりもずっと強くなっています……」

妖湖から受け取った仮面を守るように両手で抱えながら、正気を失った妖精メイド達は普段よりも強くなっているため、絶対に油断をしないように言う。

外はあまりにも危険すぎる……自分では力にもなれない。
こうして無事に帰って来れるように、目が覚めたらみんなが元通りになっている事を祈ることしか出来ない……


【おけですwww
まあ、館内でも狂った妖精メイドの声や音が増えているので、そこでも気付いてるかもですね！】