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>>185-186


逃げたり隠れるのではなく、戦うことを決めた妖湖と、既に狂化した妖精メイドの大群と戦うリリム達……その二人に立ちはだかる無数の妖精メイド達が黒ずんだ色とりどりの光弾を放ち、その物量を活かして二人を呑み込み粉砕しようとする。



青娥
「さあ、先ずはこれから行こうかしら？」

妖湖とリリムが館内で戦っている中、館の門前で流星と対峙していた青娥は何の言葉や詠唱もせず、ただ手にした本から流れ出る魔力を具現化させる事によって術式の発動を促し始めると、青娥の周囲には既存の文字のいずれとも似通わな未知の言語が無数に浮かび上がらせると、それが周囲を埋め尽くすほどの数にな無数の文字そのものが魔力を伴った弾丸となって流星達に向かって放つ……

未知の言語ではあるものの、その文字は悪魔達が用いる言語の原型に近い禍々しく歪んだ文字となっているため、これに当たればどれだけ恐ろしい現象が起こるのかは想像に難くない……