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アネモス
「実は私もまだスペルカードを持っていないんです。
もっと沢山の魔力があれば私も作れるとは思うのですが、私達には厳しいですね……」

大量の弾幕を撃つためには、どれだけ威力を抑えたものであっても、膨大な魔力や霊力が必要となってしまうため、それだけの力が無いアネモスは自分もスペルカードを作れていない事を伝える。

だからこそ、大図書館でパチュリーがやって見せた圧倒的な量の弾幕の異常さがわかってしまう。一発一発が直撃すれば体の一部が吹き飛ぶような威力を持った弾幕……

しかも、自分に近付けないように多重結界を展開し、それらを維持して行動を制限しつつ、多数の魔導書を操り、更にはその魔導書からも弾幕を撃つと言う芸当は、とても真似できるものではなく、下手にあのクラスの弾幕を撃とうとすれば、一生分の魔力を出したとしても、数分ともたないだろう……