二次なりきり掲示板

Re: 【ALL】不思議な世界で…【リメイク版(戦闘&日常系)】 ( No.205 )
日時: 2023/01/27 06:47
名前: 雛沢・加奈江 (ID: flo5Q4NM)


>>204 ACGUYMAN様

了解です、では絡みに伺いますね。

――

夕暮れの何処の街、その驟雨の路地裏

吹き飛んでズタズタな崩壊と再生を繰り返す半身――幾本もその華奢な身に打ち込まれた(黒鍵)、降り頻る雨に赤黒い血が溶け込んで薄まって――また鮮血が滴り濃い赤に染まる。

無事な右目が映すのは、左右から気配を消してゆっくりと歩み寄るフードで顔を隠した(代行者)達の影法師の様な朧気な姿、そして彼らの首元にネオンの輝きを反射して鈍い光を放っている十字架。

まだ消えたくないという感情と、漸く終わるという相反する思いが混ざり合い穏やかな諦観を覚える。
意識はそのまま飛んで―(其れまでにあった出来事)…其れを反芻しながら混濁して往き…
―――



――目が覚めると其処は全く見知らぬ草原の只中、其処に倒れていた何処かの制服姿の少女―――時間の経った赤黒い血で汚れ、乾いた血が顔にも多少こびり付いた状態の何処からどう見ても何かしらロクでもない事に巻き込まれたか、その元凶であったであろう様子の訳ありなのが外見から一目で分かる様相の彼女は、半ば夢の中にでも居るかの様に惚けた表情で周囲を見回し…

「――何、かしら…」

人ならざる鋭敏な五感が近付きつつある移動している何者か(オメダ)の存在を感じ取ると、その場からよろよろと立ち上がって其方の方向を見遣って…立ち尽くす。

幸い(発作)は起きていないし…不思議と(自分)を保てている――

>オメダ