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二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】It becomes one story【募集中】 ( No.108 )
- 日時: 2015/03/23 15:14
- 名前: ナタノ (ID: zVt/LmGE)
>>107
ディアーナの質問にグウェンは言葉を詰まらせた。グウェンがディアーナを認識したのは小さく謝るか細い声を聞いたからであるが、独り言を聞かれていい気分はしないだろう。しかも相手は秘密主義のディアーナだ。いい気分はしないどころか苛立ちすら覚えるかもしれない。グウェンはそこまで考えたものの嘘をつくこともできずに素直に事の経緯を話すことにした。
「ディアーナ殿の声とおぼしき音が聞こえまして、つい声をかけてしまい申した」
申し訳ない、とグウェンは頭を下げた。馴れ馴れしくしすぎたろうか、といつも通りのマイナス思考を爆発させながらもそれを外には出さない。グウェンは伸びてきたディアーナの手に一瞬驚いたがその手が武器を幾つかさらって行くと安堵した様に肩をおろした。どうやら手伝ってくれるらしい彼女は丁寧な口調でいつもの場所でいいのかと尋ねてくれた。
グウェンはやはり内心を見せてくれないだけで悪い人ではないのだ、とディアーナにはにかんだ笑みを見せた。人懐こい笑みの彼女の瞳は濁っている。
だからディアーナの顔を見ることは出来ないのだけれど、口調や所作、雰囲気からきっと美しい人物なのだろうと思っている。
「左様です、いつもの武器庫へ。
しかしディアーナ殿、お手を煩わせるような真似をして申し訳ない」
ぺこりと頭を下げたグウェンは何気無く窓の方へ目をやり、首を傾げた。
「あまり雲行きが宜しくないようですな。嵐など来なければ良いのですが」
見えない目の代わりにクンクンと犬のように鼻をひくつかせたグウェンは、あまり天気の良くない空を見上げてディアーナに眉を下げて見せた。
(ディアーナさんお美しくて絡めて光栄です!ありがとうございます!)
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