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二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】It becomes one story【募集中】 ( No.134 )
- 日時: 2015/03/25 09:24
- 名前: 緋織 ◆S2QRgg5fs2 (ID: FpNTyiBw)
>>124
兄が入ることを許した声が聞こえシルヴィアは勢いよく扉を開き中に飛び入る。
そして兄にぶつかるかぶつからないという所で静止して兄を見つめる。
「兄様聞いてぇ、もしかしたら中立の国は存在してはいないものを呼び込み滅びるかもしれないのぉ……っ」
真剣な瞳で兄を見つめる。
しかし兄は自分を一度も見ようとせず瞼を閉じている。その事に気付きシルヴィアは少しだけ落ち着きを取り戻し一歩下がった。
賢い兄のことだ。きっとすぐこの傷に気づいているのだろう。
きっと汚いとお持っているのだろう。シルヴィアは少しだけ申し訳ない気持ちになり、口ごもりながらも話を続ける。
6年前は兄を想ってどれだけでも動けたというのに大人になってうまく身動きができなくなった。
というより、兄との距離が広がった気がする。
「ち、中立の国で戦っ、……出会った男は失われた魔法と呼ばれる魔法の一つの炎を使っていたのぉ」
小さい頃書物で読んだ知識、6つの魔法、それを詳しく話しながら蘇ったのかもしれないということを伝える。
このままでは中立の国は滅びる。はやくて今晩、長くて明日の夜だろう。
このままでは兵を動かすことも、戦いに交わることもできない。
自国の国民の安全を優先することしか、と言い切ると兄を見つめた。
少しだけ傷がズキッと痛む。
「兵を動かせなくてもぉ、兄様が言うならボクはあの国に出向くよぉ……?」
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