二次なりきり掲示板

Re: 【中文】It becomes one story【募集中】 ( No.20 )
日時: 2015/03/19 22:01
名前: 緋織 ◆S2QRgg5fs2 (ID: /48JlrDe)

>>18

【わ、わた、わたし、私もなりきり久しぶりなので毛根吹っ飛ぶレベルで緊張しています…!← 文章おかしいですが、よろしくですー!】


【光の国・王宮・フィオナ】

日が落ち街に明かりが灯る。
そんな街を見下ろすように建てられた大きな王宮の中、フィオナはいた。
仕事部屋なのか本棚に囲まれた部屋に一人机に向かっていた。
6年前の大きな戦争が終わり国は平和に戻った。が、王女であるフィオナの仕事は増加し毎日のように仕事に追われていた。
影の国との貿易を行うとともに他国から声がかかったりするからだ。
それに6年前の大切な返事もしていない。心の片隅で想っている大切な人への言葉がしまったままだ。

「……ん、あら。もう外が……」

文を一通り書くと伸びをするようにペンをおきあくびをした。そしていつの間にか暗くなった外を見て小さく驚きの声をあげた。
相変わらず夢中になると時間を忘れてしまう、いい加減眠る支度をしないとと思いフィオナは立ち上がる。
その時、机に乗せていたランプの光がフッと消え部屋の明かりが落ちる。それでも外から注ぐ優しい光があったため大きな混乱はなかった。
不思議に思いながらも首をかしげると窓の外を見つめる。遠目に見える中立の国がなんだか騒がしい。祭りで花火でもやっているのかしら、と思うと視線を外しランプを手に取った。

パチンという音と共に魔法でランプに光を灯すと満足したように微笑んだ。
が、すぐに聞こえた騒がしい足音にフィオナは眉をよせ扉を開いた。

「まぁ……! どうしたのそんなに急いで」

どうやら走ってきたであろう召使いとぶつかりそうになり驚くがフィオナは優しく微笑み謝罪の言葉を繰り返す召使いを落ち着かせる。
召使いは一度大きく息を吐くと焦った声で説明をしだす。深呼吸の意味がまったくない。

『ちゅ、中立の国が何者かに攻撃された模様です! それもかなりの戦力らしく…! もしかしたらっ、ほ、滅びることが予想されます!』

それを聞くにつれフィオナの目が見開かれる。そして最後まで聞くと伝えてくれてありがとうと言うとドレスを少し持ち上げると玉座へと駆け出した。
影の国の王子であるイオの耳には入っているのだろうか、セシリア王女は無事だろうか、フィオナ脳裏には不安がよぎる。
それに3国は同盟を結んでいる。光の国とて無視はできない。

緊急で全軍はうごかせないにしろ小さな団は動かせるだろう。フィオナは違う召使いを呼びだし手配を始めた。