二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】It becomes one story【募集中】 ( No.252 )
- 日時: 2015/06/22 22:00
- 名前: 緋織 ◆S2QRgg5fs2 (ID: Ft4.l7ID)
>>238
「だろうねぇ、」
2人のことを話していた、と教えられシルヴィアはじとりと目を少し閉じる。それ以外でディアーナとロアの共通点が見当たらない。
くすりと笑って自分の頭を撫でるディアーナの手から逃れるように足を早めるとちらりと振り返って頬を膨らませる。
子供扱いしないでぇ、といたずらげに笑いまた背を向け歩き出す。
どこで話そうかと少し考えるが特にいい場所が思いつかずこのまま歩いて話すのも悪くない、とく結論に至る。
「それぞれねぇ…」
ディアーナの前を歩きながら空を見上げるシルヴィア。
確かにそうかもしれない。
恋愛感情の愛じゃないとしても自分が抱くこの想いは大きな荷物なのかもしれない。
ただ一方通行に思っていても相手はそれを邪魔だと感じてしまうだろう。
6年前の兄とディアーナを思い出しシルヴィアは苦笑した。悪魔や召喚獣などを巻き込んだ恋沙汰に兄は心身ともに疲れ切っていたのをシルヴィアは知っている。
どうすれば救えるのだろう、といつも思っていた。もしかしたらその想いも兄からすれば邪魔なものだったのかもしれない。
「ボク、ロアの姉なのにロアのこと全然わかんないや…」
そこで話題の中心である弟を思い出す。
少しだけ自虐的に笑ったシルヴィアはどこか儚げで憂いを帯びた雰囲気をまとていた。
兄ほど交流はなかったため愛をぶつける機会は滅多になかった。それなのにどうしてロアは重いと断定してくるのだろう。
ロアはいつもそうだ。
自分の殻にこもって相手を知ろうとしない。手を差し伸べられたとしても殻のもっと奥へと逃げ込んでしまう。知ろうとしない。
シルヴィアはただ兄弟として何気ないがかけがえのない日常を送っていきたいだけなのだ。
そして自分と似たような想いを持っていたディアーナが普通にロアと接していることを思い出し少しだけもやもやとした思いになる。
どうしてボクじゃ姉になりきれないのだろう。
「まあ、…ボクに無理ならディアーナでもいいのかもねぇ」
【いえいえ大丈夫です! そう言っていただけて光栄です( *`ω´)】
>>寝退様
乱入大歓迎です!
喜びの舞踊ります!!!!!(謎
>>241
「水の国は4年ほど前に滅びた、と聞いています…」
フィオナは自分を落ち着かせるようにやや俯き加減にそう言うとぎゅっと自分の手を握りしめた。
きっと水の国が滅んで何かの歯車が動いてしまったのだろう。
集落のことは知るはずもないためあえて何も言わずにレイの言葉を聞いていた。
そして謎の声のことを話し出すレイを見据えながらフィオナは小さな声で「声……」と呟く。
レイの説明を聞きながら自分の中で情報を整理していく。
「その声に逆らえず…っていうことかしら?」
眉を寄せながら黙ったレイに問いかける。
その話のままだとその謎の声の言ったとおりのことを六属性は実行する、と判断し自国の安全を心配する。
今レイに敵意はなくても他の属性の人が国を滅ぼそうと侵入してくるかもしれない。
それにその声がそんなにも影響のある存在というのならば、レイも声に抗えず光の国を攻撃してくるかもしれない。
「レイ、沢山の情報をありがとう」
話の区切りをつけるようにフィオナはそう言い放つ。
そして柔らかい微笑みを浮かべ「もう一度言うけれど、貴方だけでも無事でよかったわ」とレイに笑いかけた。
「それでも、今危険のあるものを国に置くことはできないの。私個人としてはかくまいたい気持ちもあるけれど、……私は王女なの。国の安全を第一に考えなければいけない」
わかるかしら、ととても悲しそうにレイを見つめる。
部屋にいる召使いにも話は聞かれている。匿うことはできない。
だけれど、情報をくれたせめてものお礼に光の国から逃すことをフィオナは選んだ。
「次会うときもどうか味方でありますように」
【情報のくぎりもいいので次のイナバさんの返信でいったん離別しませんか?
アクセスの件は私も驚きましたw】
- Re: 【中文】It becomes one story【募集中】 ( No.253 )
- 日時: 2015/06/22 22:27
- 名前: フレア (ID: 0otapX/G)
「今までの空白の時間を、今からでも取り戻せば良いのですよ」
わからない、そういうシルヴィアの言葉に反射的にそう言っていた。
わからないのならわかればいいのだ。時間がかかるかもしれない、でも、それでも分かりたいと思うのならば時間をかけて知って行けばいい。
何もしないのが一番いけないのだ。接し方を間違えたのであれば、何がいけなかったのかを考えてまた話に行けば良い。それがダメならまた次へ__人間、一度の挑戦で成功することなんてそうそうないのだ。間違えて成長していく生き物なのだから、この短くも長い命をめいいっぱい使わなければ後悔してしまう。
「そんなことはありませんよ、シルヴィア様。ロア様の姉はあなた一人なのですから、私では代わりになりません」
少し苦笑してそう言えば、だからそんなことを言わないですくださいと言って目を細める。頭を撫でたら少し怒る姿も、こうやって兄弟のことで頭を悩ませる姿も、6年前の何一つ変わってはいない。あぁでも、憂いを帯びたその雰囲気は大人に近づいたということだろうか。
後ろから見る姿は、変わっているはずなのに変わったようには見えなくて。でもその背に背負うものは大きいのだろう、私なんかが思うよりも、ずっと__
「シルヴィア様、お会いしないうちに前以上に可愛らしくなられましたね」
まともに会話をする機会がなかった6年間__なかったというか、ディアーナが全て避けていたのだが__まともに見ることのなかったシルヴィアの姿を見て頬を緩める。きれい、というよりは、可愛らしい、なのだ。歳も離れているのだし、そう思うのもしょうがないのかもしれないが。
「本当に、羨ましいかぎりですの」
ぽつりと呟いた言葉は、きっとシルヴィアの耳にも届いているのだろう。
それが何に対してのことなのかはわからない。性格か、容姿か、関係性か、力か、全てか...。そんなこと、シルヴィアにはすぐにわかってしまうかもしれない。だって、いまのディアーナなのどから手が欲しいものなど手に取るようにわかるのだから。
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