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これは、人類の中でも力が欲しいと強く願った人間の物語です。
力を手にした人間は、神をも超える力を手に入れた代わりに人としての道を失ってしまいます。
戻る方法は無く、人でもなく神でもない、未知の存在としての死しか与えられていません。それが、力を手に入れた人間の末路なのです。

これは、そんな人間がおりなす醜く儚い一年間の人生。



《結晶》力が欲しいと強く願った人間の前に現れた、ノイズ声の生物が差し出したもの。色や形は様々で、その結晶によって使える能力が違います。

《ノイズ声の生物》通称「禁忌者」存在自体が不明の、力を与えてくれた生物です。詳しいことは何一つわかっていません。

《未知の存在》力を手にした人間のことを、区別するためにこう呼びます。差別などはありません。未知存在は、一年たつと結晶の暴走により命を落とします。