ノアール「なっ」ジンの好きなやつという言葉に衝撃を受けて椅子から崩れ落ちそうになる。「そんな人居る訳ないじゃないですか……」動揺を隠すように一度咳払いをしてから、そう呟く。この歳になってまで情けないけど、私は殆ど異性と接点がなかった。強いて言うならジンと義兄くらいで。そんな私に想い人がいるはずもなく、苦笑する。
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