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海斗「ん〜……」
四時限目が終わって、昼休みになった僕は、ゆっくり教室に戻った。
朝よりは良くなった気がする。
まだ頭は痛いけど。
軽くお昼ご飯を食べて、授業が始まるまで寝ようとした。
でも、それは叶わなかった。
??「お前、大丈夫か？」
もう一人の僕だ。
海斗「うん。頭の痛みも無くなってきたし……」
??「身体の事を聞いてるんじゃない。心の事を聞いてるんだ」
海斗「え?」
??「お前、あいつ……祥吾だっけ?に思いを寄せてるんだろ？」
やっぱりもう一人の僕はなんでもお見通しだ。
海斗「ねえ、寝かせて？」
??「はぁ………わかったよ」
寝てから酷い夢を見た。
彼が出てきたのだ。
彼に両手両足を切られた挙げ句、首を絞められる夢。
怖くてもう寝れなかった。
家に帰っても、夢に出てきた彼の顔が怖くて。
恐怖で心が押し潰されそうだった。