『………………』「………逃げるな」黒影はハッと空悟を見た。空悟はそう呟くと、正邪に近付く。「お前……ゾディアに大切な友を奪われた事に悔しい思いでいた。……やり返そうと思ったが、奴の力じゃ到底敵わない。だからゾディアに乗ってしまった。余りの恐怖で……」正邪の前に立ち、少し膝を曲げた。「だけど………お前はそんな事望んでは無いはずだ………自分だって、友だって、一緒に居たいはずだ。……違うか?」
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