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「………二巡世界の始まりだ」
そう言うと、指から光だ灯し、全ての起こるか宇宙の輪廻が動き出した。
一巡の世界は滅びる。二巡世界は、この次元には無い存在なので幾らゾディアの力を扱っても二巡世界に行く事は出来ないし、干渉できる事は無い。
二巡世界は魔法の造形に過ぎないからだ。幾ら、二巡世界なら、その起きる出来事は全て偽りになる。だから、一巡世界でどう足掻いても戻ることは出来ない。
二巡世界はあくまでも俺達の時間まで遡るか、その世界では俺達が生きているとは限らない高いリスクが伴う。

これは全能神でさえ説明がつかず、起こす事が不可能な魔法。『禁断書』を使った。

「さあ…………光へようこそ………ゾディア」