二次なりきり掲示板

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.109 )
日時: 2015/06/03 14:05
名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: FGcintdM)

>>100

ありがとうございます…!
ご心配をおかけしてしまいましてすみません。
リオもシリルからモニカちゃんと再会した時の話は聞いていると思うので、絡ませるのが楽しみです!タイミングが合いましたらお相手お願いします。



>>107

それは一つの予感だった。確かな何かを掴んでいるわけではない、しかし何かを見落としているような……そんな一抹の不安。
そしてその正体に気付いた時には既にその厄災はアルフレートに接触している訳で、彼は更に盛大な舌打ちを放つ事になる。

何故追跡者である彼がサラの存在に気付かなかったのか、その要因は幾つもあった。
数分前に確認した時には付近に脱走者の存在は無かったこと、爆発によって生じ辺りに広がっていた煙霧や独特な匂いが彼のあらゆる機能を鈍らせていたこと、数日前に脱走者の血液に触れていた彼はそこまで彼等の血液を欲する状態ではなかったこと。
しかし気付けばすぐに『それ』に囚われるように造られている。瞬時に沸き上がる衝動、奴らを殺せ……そう頭の中に響く声は自分自身のもので。

警戒した瞬間に一瞬で接近されたかと思えば背後から髪を掬い上げられてぞわりと鳥肌が立つ。何故今日に限って髪を結わずに下ろしていたのかと彼は自分の中で新たなストレスを生じさせながらも素早く振り向いた。
ぐっと近付けられた翡翠色の瞳と目が合った瞬間、近過ぎるその距離に思わず目を見開き一歩後退る。

「またお前か、っ……!」

それと同時に懐から取り出した短銃、それを対象に向けて乱射しながら放ったその言葉には明らかな怒気が含まれている。
弾が彼女に当たらない事は分かっていた、だからこそ声を発したのだ。そう、アルフレートのこの行動は二人にとって挨拶代わりのようなもので。そんな酔狂なやり取りはアルフレートに一人の人物を連想させた。

そういえば、ほんの一年前までは毎日のようにこんな不毛なやり取りを繰り返していた。
心配している訳ではない。仮にこの俺がわざわざアイツの身を案じてやった所で、アイツは人を馬鹿にしたような笑みを向けながらそんな俺を笑い飛ばし、目の前で不愉快極まりない言動を大袈裟に繰り広げるのだろう。

それでも、生きていて欲しいとは思う。こんな荒れた世界の中で再会出来るとは思っていない、それを望んでいるのか、それさえ自分でも分からずにいる。
ただ、今もこの城塞都市の何処かでアイツらしく生きていてくれればと……


不意に下方へ視線を流し珍しく口元に微かな笑みを浮かべたアルフレートだったが、それも束の間。そのまま狂気を含んだ笑みを浮かべてサラに鋭い眼光を向けると、顔を上げ威圧的な態度で鼻を鳴らす。

「俺は貴様等のその鼻に付く匂いが何よりも嫌いなんだ。今は別段飢えている訳ではないが……お前には消えてもらおう」

お前には、という部分を強調するように、そして心底不快そうに顔を歪めながらそう告げるアルフレートは到底理解し難い理由で自分を追い回すサラの存在を容認できる程に出来た人間ではない。

先程の襲撃も相俟って不機嫌極まりない状態になっていた事もありサラに対して悍ましい程の殺気を放っていたが、突然それを抑え込むと頭の中で何通りもの戦略を組み立てる。
若干落ち着きを取り戻したのか再びサラに琥珀色の瞳を向けると、月の光が差し掛かりその瞳に綺麗な金色の光を灯した。



【とんでもないです!サラさん素敵です…!相変わらず生意気なチビで申し訳無いです。どうぞ蹴り飛ばしてやって下さい……】