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二次なりきり掲示板
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.141 )
- 日時: 2015/06/07 12:29
- 名前: フレア (ID: Pk3oxKzN)
「ありがとうございます、お兄様。私もどんなお兄様だった愛しております」
ウィルフレッドの言葉にそう返す。愛想が良かろうが悪かろうが私はきっと目の前の兄を愛していた。それに愛想が悪い中にも優しさがたくさん詰まっていることを知っているから、些細な表情の変化にも気付けるから、セレーナは皆が言うほど兄の愛想が悪いとは思っていなかった。
無理して笑わなくていい、兄にそう言われて心が軽くなるのはいつもだった。兄の前だけでも素の自分でいることを許されている、いつものような作った笑みを兄にまで向けないで済む。それはセレーナにとってとても大切なことだった。
「......わかりますよぉ〜お兄様、だって私も同じですもの。」
私の存在が兄に勇気を与えている、それを聞いたとき本当に嬉しそうにセレーナは笑った。わかるに決まっている、だって自分も同じなのだから。ウィルフレッドという存在が私に勇気を与えてくれる。兄という存在が私の心の支えになってくれている。
やはり私は少しおかしいようだ。まぁ、あんなことを考える母の体から生まれ、父の地も引いているのだから少し狂っていてもおかしくはないのだけれど。
「ねぇ、お兄様。絶対に手を汚さないでくださいね〜?汚すのは私だけで十分なんですから」
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