二次なりきり掲示板
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.176 )
- 日時: 2015/06/20 00:53
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>175
冗談でもそんな事を言わないで欲しい、といい背を向けるリオの言葉に心臓を突き刺す様な痛みを覚えイヴは先程までの笑顔を曇らせぎゅっとスカートの裾を掴み俯く。すぐ様ごめんというリオにイヴは応えられないでいた。その悲しそうでもある声音にリオを傷付けてしまったのだと理解する。
リオにだって大切な人がいた筈なのに、軽々しく死んでしまうと冗談を言ったことを酷く後悔したがもう言葉に出してしまったものは取り消せない。ならば、リオがこちらを向いた時にまた傷付けてしまわない様にイヴが出来る事は笑顔でいる事だけだけであり、リオを困らせたくないと笑いかける。
「今の君には無理だよ」
少しだけ胸を締め付けられるような感覚に陥ったがすぐにリオが言いたかったのは否定的な言葉ではないとわかった。
「……いつか、自分の足で何処へでも行けるようになるよ。だから……それまでは、僕が何処へでも連れて行ってあげるから」
口元を覆い唸りながらも吐き出された心を暖かくするような優しい言葉にイヴは頬をにやけさせる。普段憎まれ口も平気で吐くようなリオが照れた顔で目を逸らしたからだ。
「リオ、かわいい」
そう呟けば突然手を取られ行くよとスタスタと歩き出す。その様はまるで照れ隠しをしているようで、貴重なリオの照れ顔を見れた!というおもちゃを見つけたような楽しさと同時にイヴはこんな生活がずっと続けばいいのに、と願わずにはいられなかった。しかし、彼が出て行くと言えばイヴは恐らく彼を手放すのであろう。イヴにとってリオはとても大切な存在だが、自身と一緒にいるという命令で縛り付けたくなかったからだ。無論彼はそんな強制的な命令を聞き入れることはないのだろうが。だからこそ今一緒にいれる幸せをイヴは心から嬉しく思っていた。
握られた手に力を込めてリオの大きく暖かい手を握り返す。
「ごめんね」
その謝罪はリオを縛り付けてしまっているのかもしれないというものと、先ほどの失言への謝罪の意味も込められていた。また、これからもよろしくという期待も込められていた。
広い屋敷を出れば直ぐに暖かな日差しと心地よい風がイヴの全身を包み、囁き合うかのように風に揺れる木々の音は楽しそうに日差しの中に木漏れ日を作る。
繋いでいた手を放し、帽子を押さえながら少しだけ足早にその木漏れ日の中へ行き空を見上げる。木の間から漏れる光に イヴは目を閉じそれを感じていたが、不意にくるりとリオに向き直り手招きをする。
「リオも早くおいでよ!」
【か、可愛すぎて…?とんでもないです…ありがとうございます。(笑)
尖ったリオくんも是非愛でたいです←】
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