二次なりきり掲示板

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.187 )
日時: 2015/06/22 22:40
名前: 緋織 ◆S2QRgg5fs2 (ID: Ft4.l7ID)
参照: http://文章が迷子

時谷 空様 寝退様>>

近づくイライザに2人の間に少しだけ静寂が流れた。が、それは歓喜あまった声にかき消されてしまった。
髪を耳にかけていたイライザはぴくっと体を揺らし眉を寄せアルフレートではなくおそらく初めて会うだろう女性に目を向けた。
イライザよりも高い身長のはずなのにさらにヒールを履いている彼女はとても大きくキラキラと目を輝かせていた。
噂、ああここまでも流れていたのか、とイライザは憂鬱そうに瞳を伏せた。
また食事にありつくのが面倒くさくなっていくじゃないか。
そして今考えてもどうにもならないと気持ちを切り替えるとふたたび瞳を開いた。

「……、どちら様で?」

女性のテンションに押されたような様子でちらりとアルフレートに問いかける。
きっと彼の知り合いだろう。
アルフレートが答えるより先にもう一度女性に目を向けたイライザははっと目を見開いた。
ちょうどそこに舞い込んできた風は女性首元をあらわにする。

そこにあったのはシリアルナンバー。

さっき血にまみれていたからだろうか。脱走者の匂いに気づかなかった。
アルフレートと親しげに話していたからだろうか。勝手に追跡者かなにかだろうと思い込んでいた。
ゾクリ、と身体中の血が疼くのを感じた。小さく口をあけ瞳孔を見開いているイライザ。
きっとほとんどの脱走者はここで死を覚悟するだろう。
しかしいつまでたってもイライザは能力を発動はさせなかった。

その理由が満腹感からきているものと言ったらかなり格好悪いが、さきほどしとめて捕食したばかりのイライザにとっては今目の前にいる脱走者は食物ではなく、ただの生き物としか思えないのだろう。

【かなり短い文にくわえかなり遅くなってしまい申し訳ございません!
それと暖かく迎え入れてくれてありがとうございまし( *`ω´)】