二次なりきり掲示板

【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.228 )
日時: 2015/08/03 10:42
名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)

「……驚きますよ、そうやってたら別人じゃないですか」

 相手に全く謝罪の意識が見られない事はこういう場合常であるから、悪びれる様子のないその態度を見てもキリルはため息をつくだけだった。彼はこういう性格なのだと、そう分かっているから安心できる所もあるし、こうやって普通に接していれば今まで顔を合わせてきた研究員である事を思い出せる。

「……そうやっていつも真面目にしていれば周りからもうるさく言われないんじゃないんですか。仕事も、ちゃんとしてるんだし……」

 いつものロイを想像しながら、まぁいつも真面目にしていればいいと言う訳ではないが、と思いながらも小さくそんな事をこぼした。勿論相手に言っているつもりはなく、ほぼ独り言のような、ぼんやりとした言い方ではあったが。

 そろそろ立っているのも辛くなり、本格的に熱が上がり始めた様子だった。自分にいら立ちため息をつきながら此処からどう切り抜けようかと思案していると、ロイから自分を気遣うように話しかけられ、ますます居心地が悪くなる。

「……いえ、頼りにならないとかそういうことじゃなくて、俺は元々こういう性質なので寝ておけば治りますから…………てそんな冗談止めて下さいよっ」

 添い寝まで話が展開したことに対し、思わず赤面したまま勢いよく言葉を発した。ロイの心遣いは嬉しかったが流石に其処まで言われれば恥ずかしいものだ。この人はどこまで自分を子ども扱いしているのだろうと、赤い顔を隠しながらてれ隠しにロイをにらんだ。