二次なりきり掲示板
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.234 )
- 日時: 2015/08/04 00:15
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>222
大丈夫だと弱々しく放たれる言葉と裏腹にもたれ掛かるように身体を預けるキリルは何か違う事を考えているようで、しかし普段から片付けをしないロイがこの惨状を気にしているという事に気づく事は無いのだろう。
覚束無い足取りでゆっくりと前へと足を出す程の状態にこれは抱き上げて部屋まで連れてった方が早そうだと思案するも夜中とはいえど他の研究員がいないわけではなくそれを見られたらきっとキリルは今以上に研究員らと関わらなくなるだろう…ぼんやりそんな事を考えていると泣き出しそうな声ですみませんとかすかな声が聞こえた。
視線をキリルへ移せば俯きその表情を見せまいとしていた。そりゃそうか、誰も泣き顔なんざ見られたくないよなぁ。そう思いながら今彼に大丈夫だと告げるのは酷だろうか。言葉には出さずに柔らかな髪をくしゃりと撫でまるで大丈夫だとでも言いたげな態度でキリルの歩幅に合わせて歩く。
しかしそれではキリルの部屋へと着く頃には朝を迎えそうだと苦笑しながら先程頭の中で取り下げた事を口にした。
「抱っこと、おんぶどっちがいい?」
断る、という選択肢は敢えて出さずに二択で迫る。突拍子もなく呟けば支えていた手を離しキリルの前へと移動し目線を合わすように少し屈んでそう問い掛けた。
>>233
青年が意識を取り戻しました!そう知らせを受けて様子を見に行くと自身の部屋を出たイヴだったが、先程暴力を受けたと執事長に面会を反対される。
その制止を振り切り彼の部屋の前へと辿り着く。ドキドキと心音が上がる中ノックをし、返事が返ってくるとは思っていなかったため、普段はする事はないのだが、返事を待たずにその扉を開けた。
「気がついた?もう動けるくらいには元気なのね」
部屋の中に大人しくとどまっている脱走者の青年を見て少し躊躇いがちに青年へと近付く。先程大の大人を抵抗もさせずに締めあげた力は16歳の少女には畏怖の対象ともなり初めて対面する『脱走者』に少しだけ殺されるのではないか、という恐怖も芽生えた。その見た目はとても普通の人間と変わらずだからこそ、その力に怯えるように身体を震わせた。
警戒するような青年を前に落ち着かせるため一度深く深呼吸をし、目の前の青年と目を合わせる。
「私はイヴ。貴方の名前は…?」
恐怖心を抱くも彼への興味の方が打ち勝ってしまい、恐る恐る名前を尋ねる。その間も一歩ずつ青年へと近づけばベッドの側まで来ていることに気づく。
歳が近いように思える見た目にイヴは親近感がわき、先程まで少しだけ震えていた身体もすっかり治まっていた。
(何かと不慣れなものですみません、助かります…!場面切り替わりで短めですみません。)
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