二次なりきり掲示板
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.237 )
- 日時: 2015/08/04 23:34
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>235
やはり、と言わんばかりに声にならない声がロイを拒否していた。しかし頭で拒否しようとも身体は素直に助けを求めているようにも思えた。
崩れ落ちるキリルを突然の事で助けることが出来ずにいたがなんとか自身で最悪の事態を避けることが出来たようだ。
仕方が無いと言いたげなため息に苦笑するが次の瞬間に初めて彼の笑みを見た気がした。
それは呆れ笑いのようにも見えたがロイははにかむ程度でも笑みを見せてくれたことの方が嬉しく、
「そうやって笑うと可愛いのなぁ。」
普段から何でも可愛いと思う事はあっても言葉に出すことはなかった。女性には常日頃から口癖のように言ってしまうのだが、男相手に出た言葉は初めてに等しい程だった。
やりやすい様にとの許しを得たのでちょうど目の前に倒れ込んでいる青年の脇に手を入れコップを落とさない程度に力を込め、ぐっと抱き上げる。軽々と持ち上がる身体にロイは顔を顰める。この青年はタバコの吸いすぎできちんとした食事は摂っているのだろうか?普段研究に没頭するキリルの姿を見る事はあまりなく、ロイも他人のことは言える程きちんとしているわけではないが、キリルの食生活が心配になりだし今回の熱も食生活の乱れがあるのではと沈思する。
「熱下がったらメシでも行くかー…」
キリルに振動をなるべく与えないようにかつ、足早にキリルの部屋に向かいながらポツリと投げ掛ける。提案として口に出しているものの、ロイの中では既に決定事項であるからして、この問い掛けはほぼ無駄に等しい。
しかし突然誘われても困惑するだろうしという事で事前周知をしただけだった。
そうこうしているうちに彼の部屋に到着しベッドへとゆっくり降ろす。
「ほら、部屋ついたぞー。大丈夫か?薬飲めるかー?」
こぼさないように持っていたコップと薬を手渡しキリルの横に腰掛けた。
>>236
リオと名乗る青年はどこか不安そうで、それが何を意味しているのかイヴにはわからなかった。しかし何かに苦しんでいるような様子にイヴはベッドへと上がり強くシーツを掴むリオの手を優しく包む。
「何も、怖いことはしないよ…」
俯き唇を噛み締めるリオにイヴはただ狼狽える。聞いてはいけないことだったのだろうか…?しかし名乗った彼はリオという一人の人間の存在を確かにさせた。そこに在るはずの存在なのに彼は今ここにいないようなとても遠くにいてまるで何処か殻に閉じこもっているような気がしてイヴは今一度存在を確かめる様にリオの手を力を込めて握る。
彼は何故そんなに悲しい事を言うのだろうか、
「終わらせていい命なんて、無いよ……。貴方が、死んだら、貴方の大切な人はきっととても傷つく……」
ポツリと返事をするように出たそれはリオに向けての言葉ではあるもののイヴ自身に向けての言葉でもあった。幼い頃に母を亡くし毎日泣き明かしたあの頃に一度だけ自身で命を絶とうとした事があり、その時に言われた言葉だった。それが今イヴには痛い程理解出来、目の前で幼い頃のイヴ自身を見ているようでじわりと涙ぐんでしまう。もちろん泣きたいのは私ではなく彼の方なのだろうがその気持ちが何処か少しでもわかるからだろうか。
「もし、もしも、貴方にそんな相手がいないというのなら私がなったげる!貴方が居なくなっていい、なんてことないようにしてあげる!だから、終わらせていい、なんて………言わないで」
初めてあった青年なのに、どこか目が離せなくなるのは何故だろうか。気付けばボロボロとこぼれ落ちた涙はシーツを湿らせていた。初対面の人相手に何をここまで感情移入してしまっているのだ、と隠すように勢い良く俯き、ちょっと待って!と乱暴に涙を拭う。
落ち着いた頃に顔を上げ、涙のあとを隠すようにベッドを降り窓際へと移動をすれば窓を開け放つ。
舞い込んでくる風で頬を冷やしゆっくりとリオへ向き直り再び視線を外さずに真っ直ぐと見つめた。
(ロイ並のセクハラwwリオくんにセクハラされる前にセクハラしちゃいました←)
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