二次なりきり掲示板
- 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.241 )
- 日時: 2015/08/07 15:19
- 名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)
他人に頼ることを覚えるよう、とそう言われるが、恐らくそれは自分の人生をかけたところで到底キリルにできることではなかった。今まで他人に散々迷惑をかけて来て、それを無碍に断ったりして、相手を傷つけることもよくあった。今更誰かに頼ることなどしたくない。
しかし今それを言うことはできず、すみません、と申し訳なさそうにそういう。きっとロイも心配をしてくれているのだろう、彼はそれだけ優しい人物だ。他人に気を配ることもできるし、キリルであっても彼には頼りやすいと感じていた。笑ってごまかすようにしてくれる彼の態度は十分にキリルを救っていた。
頭を撫でられて多分この人は自分の事をかなり子ども扱いしているのだろうと思いながらも、何かあればすぐに言えよ、とその言葉に苦笑気味に頷いた。まぁ何があっても絶対に誰にも言ったりはしないが。その言葉をもらっただけで嬉しかった。
「……ロイさんも、ちゃんと体を休めて下さいね」
暖かくして寝るようにと、再びそんな発言をしたロイを苦笑気味に見ていると、何か考え事でもしていたのだろうか危うく壁にぶつかりそうになっていた。まだ酒にでも酔っているのだろうか、と大丈夫ですか、と小さく声をかける。いい人だと思っていたのになんだか気が抜けたな、と少し笑ってしまった。
そしてこちらを振りかえり、お休みと手を振ったロイに、キリルも笑みを浮かべて——その時点でそれは作り笑いではなくなっていた——小さく手を振り返していた。
「おやすみなさい」
久しぶりにこんな言葉を口にした。自分の部屋を出ていくロイを眺め、久しぶりに感じたこんな穏やかな感情と薬の副作用だろうか唐突に襲ってきた眠気に身を任せ、そのままベッドに横になるとその意識はすぐに眠りに落ちていった。
離脱了解です! お付き合いありがとうございました!
ロイさん私的にどストライクなおじ様で素敵ですっ! また機会があった時にはお相手お願いします!
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