二次なりきり掲示板

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.251 )
日時: 2015/08/15 23:58
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)

>>244

迷惑だった、と過去形の言葉で紡ぎ出されたリオのわかり辛く分かりやすいひねくれた言葉にイヴは苦笑した。

「…今は迷惑じゃないんだ?」

そうからかう様にリオを見るとどこか物憂げな表情をみせ手に持っていた葉を置きまたゆっくりとイヴの後をついて歩き始める。
リオと今居れる時間がただ幸せで当たり前でずっとそれが続くのだと、この時のイヴは当然のように信じていた。
どこにいくのも今はリオが一緒で、家族であり友人で何でも話せる相手がいなくなる、などとは考えの幼いイヴには思いもよらないものだろう。
ただ当たり前だと思っている言葉を口にしたのは、リオがどこかへ行ってしまいそうだったからだろう。
もう少しだけ、と事情があるような口ぶりのリオに不安を募らせてしまうばかりだった。何でもないと微笑むリオにイヴは胸が締め付けられるような感覚になり目頭が熱くなるのを感じるとすぐにリオに駆け寄りうつむいたまま抱きつく。

「リオは、…リオはどこにも、行かないでね?
一人にしちゃ嫌だよ…?」

小さく漏らす願いにリオを抱き留めるように腰に回した手に力を込めた。こんなことをしたってリオは出ていくときは出ていくのだと、そうは思ってもきっととても哀しんでしまうのだろう。泣き明かすこともあるかもしれない。しかしずっと一緒にいてほしいと願う根本的な気持ちにイヴ自信気づいてはおらずそれを言葉にすることはできないままでいた。