二次なりきり掲示板

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.262 )
日時: 2015/09/28 16:38
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
参照: 動悸息切れに救心が欲しい今日この頃



>>261

「後悔はしてないよ、必然だって思うから。」

どこか物憂げな表情で悲痛そうな瞳で空を仰ぎ物思いに耽るリオを見上げ、それにね、と言葉を続けた。

「リオがこんなに大切なのも必然の出会いがあったからだって、そう…おも、う…。」

事実間違ってはいないのだけれどそれを直接伝えることが恥ずかしくなり最初は興奮気味に喋りだしたものの段々と弱弱しい声音にかわり最後の方には消え入りそうな声になっていた。本当の家族じゃないけれど、イヴにとってはリオはもう家族でそれはきっと何処か遠くへ行ってしまっても変わらないのだと信じていた。
幸い視線を空へ向けているリオに真っ赤に染まってしまったであろう顔は見られたくなかった。
心地よく吹く風に頬を冷やしていると、ワガママに振り回されて、と素っ気なく吐き出されたその言葉にイヴはむっとして、

「一生一緒にいてくれるの?」

少しリオへ投げかけた挑発じみた言葉は途方もない約束事のようで、それを承諾するわけもないだろうリオにすぐに「ごめん、なんでもない」と口を噤む。
ずっと続けばいいと、そう思ってはいるもののいざ口にして言葉にするとそれはきっと重くのしかかりそれこそ、私のせいで一生を終えてしまう事ももしかしたらあるのかもしれない。いつ死ぬかもわからない状況でこの言葉はきっと彼の重荷になってしまうのだろう。
帰ろうといつも通りの笑みのリオに手を引かれ屋敷へと歩き出す。いつもの優しい大好きな笑顔のはずなのにどこか不安になってしまうその言動にイヴは俯き、けれど繋いだ手が離れないようにだけしっかりと握った。

屋敷の前までつけば繋いでいた手を離しリオの顔は見ないままに一直線に屋内へと駆け込んだ。玄関扉の陰に隠れリオに向き直り、けれども顔は見れないままに言葉だけを投げかけた。

「付き合ってくれてありがと。リオももう自由に休んでいいから!」

それだけを伝えると上がる息を整えながら自室へと帰って行った。





(そろそろ解散かなと思いつつもリオくんに悶えすぎて息をするのがつらいです)