二次なりきり掲示板

【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.44 )
日時: 2015/05/22 19:27
名前: JESSICA (ID: qJIEpq4P)
参照: http://うわああ短くてすみません! 落ちます!

「……あー」

 ふと、小さく、しかし絶望を多様にはらんだため息が施設内で聞こえる。

 周りにほかの研究者がいないのを不思議に思いながら、ふと一人ガラスを拾っているアンネリーゼの姿に目がとまる。此処からの距離では目の焦点がうまく合わずに像がぼやけているが、恐らく見習いとしてここに来た研究員だろう。数回見かけたことはあるが詳しい情報は皆無の状態だ。

「……何がどうやったらこうなるんだよ」

 ちらりと眼の端に施設を後にする研究員が映り、一瞬他の研究員同様この場を立ち去ろうとしたが、しかしこの状態で彼女を放っておくのもなんだか後味が悪いものだ。偶然用事があって久々に地面に足を着いたついで、そして自分の中に何故か存在する綺麗好きな性分が背中を押し、重たい足は動いた。

 いつもどおりに裸足だったこと、周りにガラスが飛び散っていることもあり、かなり慎重に足を進めるその速度はかなり遅く、右足は機能していないと言ってもいいほど邪魔そうに引きずられていた。

 そのまま、無言でアンネリーゼの横にかがみ込んだキリルは横を見ようともしないまま、素早くその場に散らかったものをかき集め始める。できるのならこのまま無言でこの場を元以上に綺麗にして帰りたい。そんなことを思っていると自然に表情は険しくなり、雰囲気もとげとげしいものとなった。

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.45 )
日時: 2015/05/19 00:43
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: o6x1qd73)

>>43>>44

陶器類が勢い良く弾けた爆発音にロイは身体をビクつかせ飛び起きる。
顔に載せていた雑誌を片手に騒動の起きた方へと足を進めると何やらアンネリーゼとキリルがガラスの破片を素手で拾い集めている。

後ろからその様子を伺いながらもそーっと近づけばロイは悪戯を思いついたのか広角を上げる。そのまま慎重に二人の後ろまで行き、両手を広げそのまま懸命に掃除をするアンネリーゼとキリルのお尻にそっと触れ撫で上げる。

「よう、おはようさん二人共。
それにしても、熱烈なモーニングコールだな、アン」

親しみを込め愛称で彼女の名を呼べば振り向く彼女は今にも抗議の声を上げそうだった。その表情に満足したのか「まぁまて」と制止し、自室へを戻る。
珍しく綺麗に掃除された部屋はロイにとっては物の位置がわからずあちらこちらと荷物を引き出して床へと投げ捨てていく。

「お、あったあった」

目当ての物を発見し、嬉々として二つのうち一つをキリル「履いとかねぇとアブねェぞー。」と自身の予備のスリッパを投げ渡し、もう一つは朝の挨拶を済ませたアンネリーゼに箒を渡す。

「んじゃ、あとヨロシク〜」

やる気が無いのかすぐに振り返り手をひらひらと振り自室へ帰ろうとするがカツンと地下室へ近づいてくる足音にロイは一瞬だけ固まる。
この爆発はアンネリーゼではない他の研究員の誰かだと。そしてその犯人は此処に戻ってくるはずがなく、また女性の靴のヒール音ということで、瞬時にその相手を察知し手を顎にやる。
一撫でし、まだこの長さなら誤魔化せると納得させるように頷き、髪の毛を切るのは今更無理なもので手櫛で髪をかきあげながら不清潔感のないように身なりを整えこちらに向かってくる人物を迎える準備をする。





(しょっぱなからセクハラ親父ですみません;;)

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.46 )
日時: 2015/05/19 04:49
名前: フレア (ID: w8qbVVkg)

>>43>>44>>45

研究室に向かう間に聞こえてきた爆発音に、セレーナは苦笑しか浮かべられなかった。
まだ全然研究者が集まっていない状況、設備も充実しているとは言いにくいと思う。その辺は研究者でないセレーナは全くもってわからないのだからあまり口が出せるわけではないことは重々承知しているのだが、状況を見ていればなんとなく察しがついていた。

カツンカツンとヒールの音を鳴らしながら、少し癖っ毛な髪をなびかせて早足で研究室に向かう。ドレスが足にまとわりついて動きにくい、そう呟けば一瞬だけ裾を切ってしまおうかなんて考えが脳裏をよぎった。___切れば兄に怒られるからすぐに脳内で危険信号を出したのだが___

「...っと、はいりますねぇ〜」

研究室の扉に手をかければ、一応そう言って開けた。ギギギッと音がしたのにはこの際目をつぶろう。そう思っていたが、さすがに中の景色を見ればそうも言っていられなくなる。一言で言えば悲惨だった、中の荒れ具合は。

研究者三名の顔を見れば、こんにちは〜と言って柔らかな笑みを浮かべる。いつでも、セレーナは兄以外の前では笑顔を心がけていた。それが姫としての自分の表情だとわかっているからだ。

「また失敗して爆発ですかぁ?」

何度目ですかねぇ、なんてつぶやきは飲み込んで、代わりに労わるようにお疲れ様です〜と声をかけた