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名前：アルフレート＝クランツ ( Alfred=Krantz )
役柄：追跡者
性別：男
年齢：24歳

性格：普段は怒り以外の感情はあまり表に出さず、物思いに耽っている事が多い。他人に合わせようとはせずに自分勝手な言動をする節があるが、ただの無鉄砲という訳でもなく端から見ていると面倒臭いと感じそうな性格。決して物静かという訳では無い。若干潔癖で神経質。汚い場所に居ると苛々し始め、最終的にはキレる。戦闘時には自分を抑えられず人が変わったように狂気的な笑みを浮かべながら容赦無く相手を痛め付けていたが、最近になって少しはその衝動を抑制出来るようになったらしい。考え過ぎると行動出来なくなってしまうタイプだという事は自覚しており、それ故にあまり考えずに動くようにはしている。しかし眉間に皺を寄せて黙り込んでしまう事もしばしば。
施設に送り込まれるまでは毎日人気のない所で一人読書をして、穏やかな時間の流れを楽しんでいるような人間だった。当時のアルフレートは争い事を嫌い正義感に溢れていたが、それ故に生まれ変わった自分を酷く嫌悪し、心の中では今も葛藤を続けている。

容姿：中性的な幼い顔と華奢で小柄な体型を合わせ持ち、稀に笑顔を浮かべればまるで女性のように見える事も。しかしながら普段は常に何かに対して怒りを抱き、顔を顰めている。眉間には深い皺が刻まれ、それが元々釣り気味な目付きを更に険しいものにしている。透き通るような琥珀色の瞳を持ち、栗色の細い髪はいつも綺麗に編み込まれている。
服装や所持品は基本的にモノトーンカラーで統一しており、汚れに敏感ですぐに汚い汚いと過敏に反応する。物に対する執着が無く汚れたものや使えないものは何でもかんでも捨ててしまう。

能力：透過。触れた物質を透過することが出来るが、生物は透過する事が出来ない。その能力は自分が放つ銃弾や投げた物に対しても適用される為、主に距離を取って遠距離からの射撃、近距離戦では地形や障害物を上手く利用しながら戦う。自分以外の対象に一時的に透過能力を持たせるような事は出来ない。性格がアレな為、試みた事も一度も無い。

備考：脱走者の事を憎んではいるが、彼等も被害者である事は理解している様子。しかし彼らの血液を求める衝動に打ち勝つ事も出来ず、時々ふらりと脱走者の前に姿を現しては別人のように好戦的になりながら襲い掛かる。扱う武器は短銃、長銃、短剣とその他投げ道具多数。二人称はその時の機嫌によって異なるが大体は「お前」や「貴様」で他人の名前を呼ぶ事は滅多に無い。親しくない相手から名前で呼ばれる事に対しても嫌悪感しか感じない為、名乗る事も少ない。
過去も現在も妹の事を溺愛しているが、彼女が自分を懸命に探している事は知りながらも決して妹の前に姿を現そうとはしない。自分を「化物」だと自嘲するアルフレートはどんな顔をして妹に会えばいいのかも分からず、仮に再会した所で彼女を悲しませるだけだと思っている。

サンプルボイス
「生憎だが、お前に名乗る名前など持ち合わせていない。敵同士である俺とお前が互いを知り合う必要は無いだろう」
「アイツと出会っていなければ、俺はとうの昔に自ら命を絶っていたかもしれない……が、自分の生存価値を見出だせずにいる俺はその出会いに感謝する事も無い。生き長らえた先に一体何があると言うんだ……」
「例えお前が俺達と同じ呪縛を背負った人間だとしても、アイツに手を出そうと言うのなら俺は迷わずお前を殺す」