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>>363

ゲレオン「フフフ、まあ、そう言ってくれるな。
この先を君に見せるのは始めてかな？」

一面がコンクリートに固められた異様なまでに長く続く階段を辺りに靴音を響かせながら降りる事、約10分弱、階段で降りた先に、鋼鉄で出来た観音開きの大きな扉が一つあり、その扉の左右には監視カメラが一台ずつあり、扉の左側には、1から9までのボタンの付いたスイッチとカードキーを通す為の部分、そして鍵を差すための鍵穴が一つある。

ゲレオン「少し、そこで待っていてくれ。」

そう言って黒服達の先頭にゲレオンが立ち、鍵を差し、カードキーを通し、8桁にも及ぶパスワードを素早く入力すると、ゆっくりと、重々しい音を周囲に響かせながら12cmものぶ厚い扉がゆっくりと開き始める。