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>>372

ゲレオン「ハッハッハッ！
それはすまんな、どうも歳を取るにつれて話の話題もつまらなくなってしまうのが悩みだ。」

階段を降りる速度を緩めずに、相手の物怖じしない様子を見て、辺りに笑い声を響かせながら、歳を取るにつれて話の話題もつまらなくなってしまうなと応える。

ゲレオン「だが、この世界がつまらないと言うのは私も同じだ。
私が住まうには、この世界はあまりにも退屈過ぎる。故に私は一つの考えに至ったのだよ……」

長い階段も、ようやく終わりが見えてきたのか、少し下を見ると、階段の下に広がる、灰色の床が視界に映る。