二次なりきり掲示板

Re: 【指名制】密接〜閉鎖空間で君と〜【恋愛/募集中】 ( No.21 )
日時: 2015/05/26 11:58
名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: 13OvT5q/)

水様

人を探し歩いていると、遠くの方から声が聞こえてきた。
誰か他にも居たのが嬉しくなり駆け寄るとーー

怪しいお兄さん、と叫ばれていた。

怪しいって……まさか俺の事か!?
思わずあたりを見渡すが周囲にそれらしき人物は見当たらない。

マジかよ……そう思いつつも返事をしない訳にもいかず、やや拗ね気味に言った。

「ナンデスカー怪しいお兄さんデスヨー」


鏡夜様

体を休め眠りに微睡んでいると、肩を誰かに叩かれたような気がして目を覚ます。

「ん……?」

重い瞼を開けて最初飛び込んできたのは紙面。
何かと思ったが、そこには文字が書かれておりーーその後ろには女が居た。

どうやら俺が倒れているとでも思ったらしいが。

「お前は何者だ?」

知らない土地に連れ去られ、更には眠りすら妨げられるとは。
喋らずいきなり紙面を突き出さしてくる辺り、礼儀がなっていない。
理不尽な気もしないではないが、俺はとても機嫌が悪かった。


古時計様

脅すようにして女から言葉を聞き出すと、僅かだが状況を理解した。
見合い? 両親? そういうことか……。

推測の域を出たわけではないが、さしずめこの女はどこかの令嬢で両親は政府関係者というわけだろう。
そしていい年の俺達を惹き合わせたとすれば理由は一つだ。

「子孫繁栄のため、か」

くだらない、と一掃してしまえばそれまでだが……他ならぬ自身が関わることだ。
笑える冗談、などで片付けられるはずもない。

怯えた目で俺を視る女から手を離し、苛立ちを隠すこともなく吐き捨てた。

「どうやらお前の見合い相手とやらは俺らしいな。そして恐らくこの孤島で子孫を残すまでは元の生活には戻れない」

冷酷かもしれないが事実だろう。
全く何故、自分がこんなことに巻き込まれたのか……そればかりが脳裏を過った。


フレア様

参加有難うございます
それでは私から始めさせて頂きますね

唐突な政府の発表後、有無をいわさず男達に目隠しをされ連れて来られた場所は……周りに何の建物もない孤島と呼ぶに相応しき場所だった。

「一体、何がどうなってると言うんだ」

放り出された島は、どこまでも白い砂浜と青い海、そして後方にはジャングルの様な森が広がっていて人が住んでいる様な気配が全くなかった。

「他に人は居ないのか……?」

呟くもそれに答えるものはおらず、凪ぐように揺れた波の音で掻き消された。


雪様

案の定、予想どおりの言葉が返って来て。

「そ、そうだよな。変な事を聞いて悪かった」

そう言って頭を下げる。
俺がどうしてこの書店に居るのか謎ではあったが、それは俺の都合だし……。

「何かお勧めの本はあるかな?」

と、普段から本をあまり読まないというのに聞いてしまった。


由結遊様

「そうだな、この日差しの中無意味に歩きまわることもないだろう」

そう言いつつ、この後はどうしたものかと考えを巡らせる。

「何をするにしろ、食料の確保が先決だ。日差しの届かない木々の方へ入るぞ」

正直、何の情報も持ち得ない女と行動を共にするのは重荷でしかなかったが、理由もなく俺とこの女だけがここえ連れて来られたとは考え難い。

だからこそ、他の人間を探すにしろ離れないほうが懸命だと考えてのことだった。