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「音楽…ですか…死神の世界は悲しいですね…」
音楽すら聴こえない世界があったら、本当に悲しい…
私にとって音は生きるための必要な存在で、生きる希望である。私はどんなに辛く苦しい真っ暗な世界に、音があれば光が見える。

美琴は抱っこされている恥ずかしさを忘れ、ある歌を口ずさんだ…。

「誰も居ない部屋で　ひとり 沈む太陽を　ながめる
ふと襲われる　さみしさに 口遊む　メロディ

なまえのない　そのうたが ぼくのこころを　そっとつつむ だれにもきかれる　ことのない ぼくだけの　うた
〜〜♪」

歌い終わるとふわっと微笑んだ。