入って来た人物を見た時、幻か何かだと思った。ずっと会いたかった、声を聞きたかった人。「零夜……?」目の前に立ち、話しかけてくる彼には現実味がなくて。どうしても信じられなくて。ふらりと立ち上がると近付いて、そのまま抱きついた。
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