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「うん、なら気にしないけど……」

零夜にそう頷きつつもやはりドアの方が気になってしまう。
十夜先生、怒ってないかな……？　なんて考えながらどうする事も出来ず成り行きを見守る。

それに、さっきドア越しに十夜先生の物騒な呟きが聞こえた気がしたけど。
あれはーー気のせい、だよね？

そうだと思いたい。出なければ零夜と十夜先生は会わせちゃいけないような気がした。