「どうしましたか?由さん」由に向かって光の無い赤い瞳と笑顔を向けて聞く。点滴で僕が入れてる薬は、発作を遅らせる?薬と栄養剤。これで僕が退院出来るならこのままでも良いが、他の医者によると、僕は病院内で一生を終えるらしい。そう考えても答えが返って来ないから、歌う事にした。由さんにも歌声を披露したかったのが大きな理由かな。「『小さな願いも夢も 心に秘めた思いも もっともっと君に言いたかったのに』貴方がヴァイオリンで弾いていた曲です」と
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