>>207食べ終わった皿を洗いながら、一人、記憶を思い出す。昔、私は大人しく目立たない少女だった。今とは違う。その記憶を思い出そうとした途端、私の胸はズキリと痛む。嫌な記憶は濁流のように流れ、冷静な意識を流そうとする。かろうじて、私はこの状態。息が切れて、疲れて。こんな私は、今の私は大嫌い。
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