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>>15

よろしくお願いします(´∀｀*)


パーティーでリステクトとかいうバンドのヴォーカルに間違えられた日から早数日。あの時は人違いされるわ急に大勢の前に立たされるわで結局逃げてしまったのだが、何も逃げなくてもよかったんじゃ…という気になってきて。有名なバンドのようだったし、出番を台無しにしてしまったとなると罪悪感で押しつぶされそうだった。
今日はせめてお詫びをと思い、あの日パーティーのあったホテルを訪れていた。…が、よくよく考えてみればここに住んでいるという確証はないのだ。もしかすると無駄足だったのかもしれない。

「……はぁ、どうしたもんかなぁ……」

右手にはお詫びの菓子折りを引っさげ、ホテルのロビーの隅で凪子は小さくため息をついた。