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>>854
樹「…じゃあ、向こういって。食べるからさ」
今、椿姫と顔合わせたら泣きそうになっちゃうしと自分を情けなく思いながらそういって

>>855
凜「いやっ、全然、そんなの…」
はははと色のない声で笑いながら、首を振って

>>858
風斗「大丈夫。なんだかよくわからないけど、大丈夫だと思う」
そう低くささやくと、涙を優しく拭いてやって


>>859
樹「あ、待てよ……っ」
俺には追いかける理由なんてないから追いかけられないやと思い、悔しそうにしながら彼らの後ろ姿を見送っていた。

薫「やっと、二人っきりになれた」
あの店から少し離れたところでスピードを落としてゆっくりと歩く。
そう息を整えながらつぶやいて