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>>107

【時計台の上にて/真谷才蔵】

「えー、そうなのー？　残念だなぁ」

特に顔色も変えず能天気そうにそう言って右手を下ろした才蔵は、内心少し落ち込んでいた。会って間もない目の前の少女にいきなり自分を拒まれたようで、その複雑な思いが心に異物の様に残ったから。もっと思いっきり嫌がってくれればむしろ傷つかないのだが、こんな風に静かに柔らかく拒否されるとなんだかやり辛くなるのだ。
なんというかこの子はミステリアスよりも読めないとか、解りづらいといった印象の方が強いかもしれない。

思わず後退した才蔵を、少女は追いかけたりしない。しかし槍のように研ぎ澄まされていく鋭い視線だけが才蔵の体に絡みついてくるようで困る。
視線だけで人を殺/すことができると、何かの本にそう言うことが書いてあったような気がするけれど。それを正に実践されているようだ。

吸血鬼を襲う吸血鬼？　そんなもの聞いたことが無い。吸われたら一体どうなる？　今度こそ死ぬのかもしれない。目の前の眸の異様な輝きを見る限り冗談とも思えない。何かこの危機を打開する方法は？

色々なことをグルグルと頭の中でめぐらせた末に、才蔵は一度だけ瞳を閉じ、またにっこりと笑顔を向けて見せた。
考えていても仕方がない。今、自分にできることと言ったら——

「霜乃ちゃんは共食い専門なのかな？　っていうかもしかしてあるぷとらうむがそういうチームってコト？　よくわかんないけどさぁ……おれ、君に喰われる気とかないからっ！」

「逃げろー!!」そう言うと才蔵は踵を返して元来た階段を駆け下り始めた。もしも此処に武器があったなら戦うことだってできただろうに、今は残念ながら手ぶらで、あんな異常な波を放つ相手に勝てる状態じゃない。とにかく走ることにした。これでも元陸上部だ。脚には覚えがある。

（捕まりませんよーにっ！）

それは自分を見放した神への祈りか、自分自身への暗示か。才蔵はらせん状に続く階段を無我夢中で降りて行く。

【やや確定気味でスミマセンが；；　逃げようとしたところを腕ガシィッと掴んじゃうとかでも全然アリですので←←　
　茅野さんですかぁ、なんか名前はよく聞くのですがアニメでは一度か二度程度しかお耳に掛らないorz　見ているものの問題かな；；　でも可愛らしいとかロリータな印象がありますｂｂ　私的には渕上舞さんかなぁっと思っておりますた((　可憐ではあるのだけれど、それをショタというか男性的な一面の皮で包んでいるというか……何言ってんだ私】

>>103

【許可をとっているのなら全然問題ないですしペナルティは無しです！　っていうかすみません！　これは主が悪いです；；　今しがた規則をもう一度確認したのですが主があいまいでわかり辛い書き方をしていることに気付きました(涙)　後々編集いたします。
　前もったご報告有難うございます！　旅行、楽しんできてくださいね!!】

>>104

【2人目キャラ有難うございます!!　……なんてこった可愛い。ノリのいいオネエさん大好きですｗ　めっちゃ甘えたい←←　特に問題はなさそうなので登録ＯＫとさせていただきます。それからのっかり大歓迎です！　良ければよろしくお願いします。】

>>105

【仮眠室もモブもどんとこいなのですよ!!　むしろそうやってアドリブ噛ましてくれた方が面白くなっていくと思うのです^^　チートでなければなんですが；　
　ええっとそれから、ルールに書かなかったので強制はしないんですが出来れば文章の区切りには「、」を打ち、文章の終わりには「。」を使って、改行するのは文を一連書き終ったらの方が好ましいです。強要は致しませんが；；】