二次なりきり掲示板

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.128 )
日時: 2015/08/08 12:52
名前: フレア (ID: EX3Cp7d1)

【時計台の階段/霜乃】

「......謝るぐらいな、やめてほしいかな」

質問の答えを返そう、そう思った時に口を開けばすぐさま感じた痛みに少し眉を動かす。並大抵と痛みであれば平気なのだが、やはり同じ吸血鬼というだけある。じわじわと広がっていく痛みが不快で、思わず才蔵の腕を握る手に力が入ってしまった。

「霜乃は、不味い血は嫌いなの...」

ぼそりと、すべての問いかけに応えるように呟いた。その声には不快感が籠っており、思い出しただけで吐きそうという意味を込めて舌打ちをする。あんなものを飲むぐらいなら同種族の血を飲んだほうがマシなのではないか、そう考えたのは今から3年ほど前で、すぐさま実行に移してみれば案外いけた。その吸血鬼が飲んだ血が混ざり合ってまた違う味の血になる、それが霜乃の好奇心を増幅させもしたのだ。

手を離そうか、そう考えていた矢先に自分達以外の声と音が聞こえて視線だけをそちらに向けた。まぁ、気配には気づいていたがあまり気に留めもしなかったのはその匂いが別段そそられるものでもなかったから。

「修羅場、かもね。あと吸血鬼なのにシスターって、おかしいのわかってる?神に使えるのか、神に歯向かう存在になるのか、きちんと決めたら...
?」

ふと、今までのが嘘だったかのように毒舌が発動する。それがただ今の状況を邪魔されたからなのか、シスターなどという存在と何かあったのかはわからないけれど。
とりあえず手を離せば、一歩後ろに飛びのいてローブのフードを深くかぶる。先ほどの立ち位置からだったら、この吸血鬼シスターなんて意味不明な存在に顔は見られていないはずだ。なんとなく、この子は忘れることはない気がするから、見せておくのは得策ではない。それに口ぶりや雰囲気からするに真谷のこでもないだろう、もちろんアルプ・トラウムの吸血鬼でもないとすれば...

「先客がいたのに、自分が寝るから立ち去れって...言ってるようなものだよね?礼儀のなってない吸血鬼のシスターさん」

煽るようにそういえば、まぁいいけどというように首を小さくふる。
苦手だ、なんとなくだけど自分とは相性が悪いような気がする。でもそんな相手の血を飲むのも悪くはない、なんて。

【まあま、そりゃそーですねww
あー、そうですね。なんというか、元から自分の中にある少量の血と、自分が飲んだ血が混ざり合ってー、見たいな?】

【萌さんに毒吐いて申し訳ありません...っ】