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二次なりきり掲示板
- Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.130 )
- 日時: 2015/08/08 18:42
- 名前: ナタノ (ID: S2/Ss8/E)
>>128 & >>129
【時計台の階段にて/明日葉 萌】
萌はあまりにも突然に吸血鬼であることを指摘されて驚いた。どうしてバレたのだろうか。まだ吸血鬼として未熟な萌は吸血鬼と人間を判断することが出来ない。
しかもよく分からないが女性の方は随分不機嫌なようでひたすら萌に毒を吐いてくる。萌はよろよろ立ち上がると頭を下げた。
「はぁ…心は父に捧げてるんですけど…いかんせん体がついて来ませんで」
「先客がいたのに、自分が寝るから立ち去れって...言ってるようなものだよね?礼儀のなってない吸血鬼のシスターさん」
女性にそう言われて萌は戸惑いつつも頷く。物腰柔らかに言ったものの萌は望んでいるのは結局そういうことだ。言い方は皮肉っぽいが間違いではないから否定することもない。
「すみません。根がゲスなもので、つい考えも自己中心的になりがちなんです」
一方男性の方はそれなり社交的な性格をしているようで、萌の肩を叩くと手に何かを握らせて階段を軽やかに降りて行ってしまう。
手の中を見てみると小さなキャンディーが四つ、ころんと萌の手の中に転がった。成人男性から手渡されたとは思えない包装紙の可愛さに萌は勢い良く振り返るがもう彼は後ろ姿しか見えない。
「あ、あの〜!飴ちゃんありがとうございます!」
届いたかどうかは定かではないがとりあえずお礼は言えた。萌は霜野ちゃんと呼ばれた女性の方へ向き直ると手のひらのキャンディーを一つつまんで女性へ差し出して見た。
「た、食べられます?」
(離脱了解です。
才蔵さんには飴をプレゼントしていただきました。あぁいう男子が飴とか常備してたら可愛いなぁというナタノの個人的趣味ですすみませんw)
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