二次なりきり掲示板

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.141 )
日時: 2015/08/09 02:00
名前: フレア (ID: wJNgr93.)

【時計台の階段→時計台の上/霜乃】

「...はぁ、最悪。」

嬉しそうに階段を下りていく才蔵を見て、不満を隠そうともしない霜乃はそうつぶやく。せっかくの餌を逃してしまったが、まぁ自分に対する怒りや恐れの感情なんかは生まれたはずだから良しとしておこう。忘れてしまわれたら意味ないが、忘れそうな頃にもう一度姿を現してもいいかもしれない。それがいつになるかなんてわからないけれど。

どうやら飴を受け取ったようで、こちらにそれを差し出してくる吸血鬼シスターをフードの奥から見つめる。自身より年上に見えるが、それは容姿だけだろう。なにせ吸血鬼だと言った時驚いたようだし、多分だけれど人間と吸血鬼の区別が匂いではまだつけられていない。となればまだ吸血鬼としての第二の人生を歩み始めてから日は浅いはずだ、自分とは違って。

「いらない。」

一言そういえば、背を向けて階段を上がり重そうな扉を片手で開ける。まだ辺りは暗い、日が出るまでには時間があるだろう。小さなあくびを一つすれば、喉の渇きを潤すための手段を考えようとして...振り向く。先ほどの少女(霜乃からすれば少女だ)は多分野良で、真谷やアルプ・トラウムの存在なんて知りもしないだろう。ならばどうだろうか、こちらに引き入れてみるというのは。霜乃自身はあまり気乗りしないが、リーダーが見れば多分好奇心をくすぐられるだろう。シスターの吸血鬼なんていう存在ならば。

あの人が喜ぶんなら、いいかな。そう思えば目を細めて小さく笑い、自身の考えが悟られないように抑揚がない声音で投げかけた。

「ねぇ。安全な寝床と、豊富な知識がある場所があるって言ったら...どうする?」


【離脱わかりました!お相手ありがとうございますっ、とても楽しかったですwまた才蔵君の前に現れる可能性大なので、どうぞよろしくお願いしますw】