二次なりきり掲示板

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -お知らせ- ( No.170 )
日時: 2015/08/10 16:17
名前: 鯨 (ID: S2/Ss8/E)

>>168

【どこかへ続く道の途中/落花 裏葉】

見た目によく似合う柔らかな喋り方の青年は驚いたと言って軽く笑った。笑った顔すらも何と言うか神々しいまでに綺麗だ。そしてきょとんと見開かれた瞳にやはり聞かれていたのか、と裏葉は頭を抱えたくなる。別に悪口を言ったわけじゃないけれど見ず知らずの女にいきなり綺麗なんて言われた普通は引くだろう。

「あぁ、ごめんなさい。物凄く整った顔してるから。今時の言葉ではイケメンていうのかなぁ、カッコいいねって…こんなこと言われても気持ち悪いよねぇ!」

裏葉はごめんなさいともう一度頭を下げる。この目の前の青年が優しそうな人で良かった。もしも変わった人だったら舐めた口をきくなとぶっ殺されていたかもしれない。イケメンは心まで爽やかだなんて素晴らしすぎる。

「私は顔が平凡だから性格も平凡なのかな…」

コンプレックスの多い裏葉はがくりと肩を落とす。ていうかこのこの青年といい輪廻といい裏葉の周りには顔面の偏差値が高い人が多すぎやしないだろうか。だから裏葉の平均的な顔が平均よりもやや下に見えるなんて悲劇が起こるのだ。

「あっは、おねーさん面白い人だね。綺麗なんて言われたの初めてかもー」

おねーさんと言われても裏葉は改めて青年に目を向ける。確かにこの青年の方が裏葉よりも年下のようだ。輪廻よりは年上に見える彼は成人しているかしていないかの間際くらいに見える。

「えぇ?貴方くらい顔が整ってたら色んな人に褒められるものじゃないの?私の顔見て見てよ。何の個性もないでしょ?」

裏葉は自分の顔を指差す。ミス平均値の名は伊達じゃない。自慢ではないが顔面の中で特別おかしなパーツはないが逆に特別整ったパーツも一つも存在しなかった。

こんな夜中に何してんの。青年に聞かれて裏葉はようやく当初の目的を思い出した。彼の顔が綺麗すぎてすこんと大事な事が頭から抜けていた。

「あの、人を探してるの。まだ十六の男の子なんだけど、見なかったかな?」

【私も佐鳥さんと才蔵さんと絡めて嬉しいです!才蔵さんは神々しい系イケメンですね( ・`ω・´)b】