二次なりきり掲示板
- Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -お知らせ- ( No.186 )
- 日時: 2015/08/11 09:18
- 名前: Dietrich (ID: 3L0NyJ0C)
【どこかへ向かう道の途中/真谷 笑太郎】
いじわる、とそんな言葉が彼女から聞こえた。そしてそっぽを向いてしまう行動に思わず笑みがこぼれる。可愛らしい一面をやっと見れた気がした、無理やりに引き出したと言えばそうなるだろうが。
そうやっていつも自分の感情に素直に従っていれば、自分が此処にいるのかいないのか、それもそのうちどうにでもできるようになる。自由にしていればいいのだ。彼女にして見れは、自分からそれを言われるのは嫌なのだろうが。
「……見せものではないんだがな。滑稽ということか」
確かにそうなのだろうと思う。話によればいつも口に出さないようなことを言うらしい、聞いてみたい気もするが聞きたくない気もする。人の箍が外れたところは、他人の興味をひくものだ。
「そうでないのか? 当たり前だが、その身なりよりもずっと所作や行動が大人びて見えるせいだけだろうか」
自分たちは吸血鬼である。一度命を失い、この体は二度と歳を重ねない。その為、少女の形をしている目の前の彼女も、この姿のまま、吸血鬼として月日を重ねているのだ。見た目よりも大人びているのは当たり前だ。日ごろ笑っている彼女が常に一歩、周りよりも下がって周囲を観察していると感じるのは気のせいか。
「そうか、根気強く付き合えと言うことだな……何かに頼っていても仕方がないか」
煙草の煙を吐き出しそう呟く。いつまでもこれに依存していれば駄目なのだろう。彼女の助言に素直に感謝の言葉を述べると、そろそろ、と彼女の言葉に頷いた。
「ではまた」
笑太郎は琉優華に軽く手を挙げそう言い、彼女とは反対の方向へと体を向け、歩き出していた。
解散させました! なんだか理屈こねまわしてすみませんっ!
琉優華さんの言動に楽しませていただきましたっ、また機会がありましたらお相手お願いします!
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